当サイトでは、「せんちえ」の大事さをお伝えしていますが、「せんちえ好き」や「せんちえオタク」になってもあまり意味は無いと思います。自分自身も、目指すは「せんちえ実践家」です。
そもそも、アウトプットとはなにか?
そもそもアウトプットとは、何なのでしょう?あなたは「アウトプットの代表例ってなんですか?」って質問されたら、なんて答えますか? …おそらく、「書くこと」「話すこと」「発表すること」「仕事の企画書」などが、浮かんでくるのではないでしょうか。近年で言えば、「ブログ」などもアウトプットの代表例だと思います。下記に、自分なりにアウトプットについてまとめてみました。
ここでは、アウトプットは、【「出力」すること。何かを表現するイメージ】として捉えてみます。自分はアウトプットを考える時に一番大切な事は、アウトプットには必ず「行動、動作」が伴うことかなと思っています。
例えば、自分は読書後のメモを作っていますが、「本を読んで抜粋をつくる」のも行動が伴っていて、『この記述は自分に必要・必要じゃない』などの判断も入るので、立派なアウトプットだと思っています。アウトプットすることによって、より吸収できますしね。
それでは、良質のアウトプットを生み出すには?
では、『どうしたら、質の高いアウトプットをたくさん出せるのか?』ですが、いろいろと考えた結果、自分なりの結論としては『良いインプットをする事』と、『自分の頭で考える事』が最も大切な事かなと思います。
自分は、【ITO(アイティーオー)の法則】と名づけていますが、下記にまとめてみます。
ボクシング漫画の『はじめの一歩』の鴨川会長の言葉に、【努力した者が全て報われるとは限らん。しかし、成功した者は皆すべからく努力しておる】という名言がありますが、これをアレンジすると・・・
【良いインプットをして考えても、良いアウトプットが生まれるとは限らん。しかし、良いアウトプットを生んだ者は皆、すべからく良いインプットをして考えている】と言えると自分は思います。良いインプットを、頭の中で考えて考えて熟成させるイメージです。
ちなみに、Thinkの「T」が全く無くて、もし良質のアウトプットが生まれたとなると、無くなってしまった「T」は、盗作・盗用の「T」になるような気がしますね。
アウトプットは、たくさんのインプットを凝縮すべき
インプットに関しては、「せんちえ思考のススメ」ページでご紹介している通り「人」・「本」・「音」を中心にインプットされると良いと思います。
作家の司馬遼太郎さんは、『削った原稿の量で作品が光ってくる』と言われていたそうですが、良質のアウトプットを生むには、相当量のインプットが必要で、「それをいかに凝縮するか」が大事なのかと思います。また、良いアウトプットをして、『的確なフィードバックという良質のインプット』を得れば、非常に良いスパイラルになると思います。
ちなみに、自分もこのサイトなど、いろんなアウトプットで、司馬さんの言葉を意識していて、感覚的には『アウトプットの、最低10倍はインプットすべき』かなと思っています。
次のページでは、アウトプットに不可欠な「行動」について考えてみたいと思います。