『サピエンス全史』がビジネス書大賞2017の大賞受賞! 文明の構造と人類の幸福とは?
毎年恒例のビジネス書大賞。2017年の大賞は、NHK「クローズアップ現代+」の放送も話題になった『サピエンス全史』に決定しました! ユヴァル・ノア・ハラリ(著)、柴田裕之(訳)。『サピエンス全史』は、文明の構造と人類の幸福に書かれた教養書。上下巻の2冊です。
<審査員コメント>
・人類史を描き、高い視点を得られる1冊。「そもそもビジネスは何のためにあるのか」に目を向け、新たなビジネスモデルを考えさせてくれる。世界的にも読まれている教養書。さらに多くの日本人に読んでもらいたい。・ネットが発達する中で、本に求める役割が変わってきている。「しっかりした本を読みたい」というビジネスパーソンの気持ちに応える1冊で、このボリューム感は重要。また、ボリュームが気にならない一気に読ませるスピード感がある。翻訳者のすばらしい仕事を讃えたい。
・混沌とした時代の中で、若いビジネスパーソンは悩み、迷っている。そうした時に「昔の人はどうだったんだろうか、何を悩んだんだろうか」と人間の歴史を知ることが勇気になるし、判断基準を作ってくれる。ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』やジャック・アタリ『21世紀の歴史』などに匹敵する名著として、今後読まれ続ける1冊になるのではないか。
大賞以外では、
準大賞: 『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』
読者賞: 『やり抜く力 GRIT』
審査員特別賞: 『小倉昌男 祈りと経営』
が受賞しています。
上記の4冊の他、ノミネート6作品も良書揃いなので、ビジネス書大賞の公式サイトで、ぜひ全10作品をチェックしてみて下さい!
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