せんちえ流ハイブリッド読書術 ~ 本が役立つとは知らなかった

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  先人の知恵を活かすための、自分なりの読書術を紹介しようと思います。これを鵜呑みにするのではなく参考にして、自分にあったオリジナル読書術をつくってみてください。

せんちえ流 ハイブリッド読書術 ~ 先人の知恵を活用するために 1.まずは横に走って、たくさんの人に会う。2.つぎに縦に走って、考え方の理解を深める。3.特に気になるには、実際に会って身近に感じる。4.愚直に行動する。5.新しい人に会って、より思考を柔軟にするべく、1~4を何度も繰り返す。

1.まずは横に走って、たくさんの人に会う

  横に走るとは、別ページで説明した『良い多読』をするという事。人それぞれ多様な意見があるから、何かのテーマについて本で「せんちえ」を得たいときは、別々の人が書いた本を最低5冊以上読むことをオススメします。多面的に物事を判断して、だれの意見が最も参考になるか、自分に合っているかなどを見極めるイメージです。

自分の嫌いな人、意見が異なる人の本を意識的に読むのもポイントですね。事例をあげて恐縮ですが、例えばもしホリエモンこと堀江貴文さんと、意見や価値観が大きく異なるという人は、あえて『稼ぐが勝ち』などの著書を読むという感じです。そうする事によって、「全く違う考えに触れる」ことができるし、「やっぱり、自分の考え方が良い」と認識し直すことがあると思います。好きでも嫌いでもない人の本を読むよりも、有益だと考えます。また、ぜんぜん違う分野の人が書いた本も、学びが多いと思います。

また、本選びに関しては、他ページで紹介している、書評ブロガー・書評メルマガ・書評系ポッドキャストなどを上手に活用すると、良い本に出会う確率がグッと高まりますよ。良質な雑誌の、書籍紹介を参考にするもの良いですね。

2.つぎに縦に走って、考え方の理解を深める

次に、縦に走るとは、「すごく良いこと言うなぁ。自分と合うなぁ」と思った著者に、もっともっと話を聞き、思考を深掘りするイメージで、一人の著者の別の本(DVDなども)を読み、どういう考え方・思考なのか、より正確に把握することです。

この時、著者が書いた全く別テーマの本も読んでみると、自分の興味・関心がドンドン広がってきますよ。それから、縦に走る人も徐々に増やした方が良いと思いますね。自分の場合は、上記の方以外だと、小宮一慶さん、野口吉昭さん、水野俊哉さん、本田直之さん、野村克也さん、水野敬也さんなどという感じです。(ちなみに、縦に走った著者の意見ほど染まりやすいので要注意です)

中谷彰宏さんなど著作が多い方は、全部は追いきれないですが、大事なのは、著作を全部読むことではなくて、エッセンスをより深く吸収することですので、ぜひ気に入った方は気軽に縦に走ってみてください。

それから、このタイミングでオーディオブックの活用を勧めたいですね。自分は、本当に気に入った著者の、本当に気に入った著作(や講演会)を、オーディオブックで購入し、何度も何度も聴いて、エッセンスを吸収するやり方を取っています。例えば、久恒啓一さんの『残業はするな、「前業」をせよ!』は、3倍速化して、もう軽く50回以上聴いてますね。(ちなみに、自分はオーディオブックはちょっと危険なほど効果があると思っているので、「偏った意見のオーディオブックを何度も聴くことは、避けた方が良い」と思います。)

3.特に気になる人には、実際に会って身近に感じる

これは、そのまんまなのですが、気になる著者には実際に会いに行くという事。残念ながら、故人には会えないし、会う機会が全く無い方もいますが、多くの著者は意外に簡単に会えるという事に、自分は最近気づきました。例えば・・・

  • リアル書店で開催しているイベントに、積極的に参加する。
  • 出版社が開催しているイベントに、積極的に参加する。
  • 本人が開催している講演会に、積極的に参加する。(本人のブログや公式サイトをチェック)
  • 勉強会のゲストで参加している時に、積極的に参加する。

などですね。なるべく、人数が少ない会や、直接話ができる会終了後に懇親会がある場合がオススメですね。ここで一番大事なのは、著者を身近に感じること。たまに、「この人は私と違う!もの凄い!」と、著者を崇(あが)めてしまう人を見かけますが、自分は【崇めたら最後。著者のような成果は出せない】と思いますね。著者に会いに行くのは、身近に感じて、自分にもできると思うため。これは、かなり使える「せーこー法則」の一つだと思います。

自分は、気にある著者に実際に会いに行って、「あっ、なんだ同じ人間なんだな。・・・・・・そして、やっぱりこの人スゴイな」と感じました。

自分の経験上、「この人は」と思う著者にはゼッタイ会いにいって身近に感じた方がいいと思います。(失礼の無いように接するのは当然ですが、くれぐれも崇めて遠くに感じないように・・・。)

4.愚直に行動する

そうしたら、もうやるしかない。自分は、本を数百冊ほど読んで痛感したのは、なんだ、【結局やるしかない】のかという事。 『それ以外、現実を変える方法は無い。』と、自分ももっと早く気づけばよかったです。

ただ、行動するための心構えや、行動を継続するための仕組みなどはあるので、上手に使いたいところです。

5.新しい人に会って、より思考を柔軟にするべく、1~4を何度も繰り返す

愚直に行動して、アウトプットが出たら、また、新しいテーマで1~4を繰り返して、本を通じていろんな考え方に会うのがオススメです。このスパイラルをまわすと、読みたい本が無いという状況にはならないと思います。

まぁ、いろいろと読書術はあるので、自分に合ったやり方を見つけてみて下さい。

・「本」に「音(オーディオブック)」、「人(実際に著者に会う)」をからめて、せんちえを深く理解したら、あとは行動あるのみ

読んで終わりになってません?

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