【本】モシモじゃなくて、『地震イツモノート』
(はじめにより抜粋) 地震に強い技術も進んだと思います。地震に対する知識もより深まったはずです。では、私たちは地震に強い人間になったのでしょうか。この本は、そんな問いかけから生まれました。
本書を一言でいうと
イラストが多くて読みやすい、阪神大震災被災者のリアルな実体験が詰まった本
本書の概要
地震とともに生きてきた日本。これからも地震とともに生きていく日本。地震が起きる可能性は、「もしも」ではなく「いつも」ある。阪神大震災の教訓を、分かりやすく伝えているのが本書だ。
1 地震がおきた瞬間
2 地震とその直後
3 救援活動
4 避難生活
5 地震が教えてくれる未来
構成をみると、堅い本のようだが、表紙のようなイラストが多数あり、非常に読みやすい本だ。
せんちえピックアップ
地震がおきた瞬間の声が生々しく、掲載されている以下の声のように「地震の瞬間は、何もできない。」と、感じる。
20秒弱の大揺れなのに、5~6分以上の長さを感じた/異様なことが起こっているとしか考えられなかった/はじめはジェット機が落ちた!と思った/地面から杭を打ち込まれている (など他多数)
本書を読むと間違いなく、地震への危機意識が高まるだろう。私も、本書を読んで次の3つを実行した。
1.何が起こったか分からないのは不安を大きくするので、「携帯ラジオ」を用意する。
各社からいろいろと出ており、「ラジオ」の他に、電池を使わずに手回しで「携帯電話の充電」ができ、「ライト」にもなる便利なものもある。
2.地震時、凶器になりうる「家具」を固定する
自治体によっては、転倒防止器具を無料配布している所もあるので(応募者多数で、抽選となるようだが)、自治体のホームページや広報を参考にされると良いと思う。合わせて、近所の避難場所も確認しておきたい。
3.外出時に備えて、メガネを鞄に常備する(コンタクトを使っている人)
私は普段、コンタクトを装用しているのだが、外出時に大地震に見舞われたときは非常に困る。メガネも昔と比べてかなり安くなり、普段使う鞄に、常備しておくようにした。(私は、視力が0.1以下だが、先日「alook」で購入したメガネは8,400円だった。)
災害用伝言ダイヤルについて
「171」 が、NTTグループ災害用伝言ダイヤルとの事なので、こちらも覚えておこう。(イナイイナイバーの「171」でもある) 下記の、NTT東日本の災害用ページが分かりやすいので、一度チェックしておきたい。
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