【本】遊びにもコツがある。『遊ぶ奴ほどよくデキる!』大前研一(著)


今回、紹介する本は「遊び」の 知恵が詰まった 本だ。ゴールデンウィークなどの長期休暇だけでなく、日ごろの休みを活用する一助になる。

 

 

特徴を一言でいうと

人生そのものを謳歌する為の、参考になる一冊。この本を参考に、自分バージョンを創ろう。

 

Amazonでの内容紹介

遊びの達人が教える豊かな人生への誘惑。トップコンサルタントでありながら、多彩な趣味人であることも知られている著者がオフの有効な使い方を提言。リフレッシュはもとより、家族や友人と絆を深めることで得た「心の余裕」がオンの活力にもつながる。

経営コンサルタント、大学教授、経営者として超多忙な日々を送りながら、一方でオフロードバイク、スノーモービル、スキューバ・ダイビング、さらにはクラ リネット演奏や電動自転車での街探訪まで、多彩な趣味を楽しんでいる大前研一氏。そういう充実した「オフ」が、日々のエネルギーになり、老後への不安を一 掃しているという。では「時間が無い」「カネが無い」「(心の)余裕が無い」サラリーマンは、どうすれば有意義なオフを手に入れることができるのか? 大前 氏が人生を二倍楽しむための「遊び術」を指南する。

 

平均的なサラリーマン向けに書かれた本だけあって、「スポーツ」「楽器」「川の散策」など、お金のかからない遊びが数多く紹介されている。また、家族との関わり方に関する記述も多く、子育ての参考になると思う。

~遊ぶ奴ほどよくデキる! 目次~

序章  「勝ち組」の条件はオフにあり!

第1章 年齢不相応の精神を持て!

第2章 ブルーマンデーを撃退せよ

第3章 旅に出よう

第4章 オフのIT活用術

第5章 酒場はこう楽しめ

第6章 家族マネジメント術

第7章 目から鱗の子育て術

第8章 老後は今から備えよ

解説  大胆かつ細かく伝授された「遊びの極意」 橋本大二郎

 

少し、「欧米の良い面」が強調されている感もあるが、国際経験の豊富な氏の意見は、自分の視野を広げる参考になると思う。

 

 

オフを楽しむポイント

いろいろとオフを楽しむポイントが紹介されており、ざっと紹介すると・・・

オフは計画的に楽しむ

オフは本場で楽しむ

オフは自腹で楽しむ

趣味は、日記など記録をつけて楽しむ

趣味は、参加型にして楽しむ

という事だろうか。「老後」に関する記述もあり、定年後に暇を持て余してるような方にも読んで頂きたい内容だ。

 

ピックアップフレーズ

オフが充実していることは、オン、つまり仕事をエネルギッシュにしていくためにもとても大切なことだ。 (P11)

 

スポーツはオフの王様だ。(中略) スポーツほど、楽しみながら心身のリフレッシュと健康維持をできる趣味はほかにない。(P38)

 

仕事の生産性が高い人は必ずといっていいほどスケジュール管理がしっかりしている。 (P72)

 

いい学校を出て、いい会社に入れば幸せになれる・・・・・・というのは30年前の発想であり、いまは幻想にすぎない。(P244)

 

「お前の人生に責任を取れるのはお前しかいない」と突き放すことも愛情だ。(P248)

 

話題は多岐にわたっており、オン(仕事)に役立つ内容も、散りばめられている。

文庫だと560円で購入できるので、非常にコストパフォーマンスが高い一冊だと感じる。Amazonで、詳しい目次など、なか見!検索が可能なので、ぜひチェックして欲しい。



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