【本】 『できるやんか!―「人間って欠けているから伸びるんや」』ナニワの名物社長、感動の一冊
おかげさまで、本日12/1で、せんちえも一周年を迎えることができた。お忙しい中、見てくださる皆さまにお礼申し上げます(メッセージやコメントも有難うございます)。 さて、今回は私の人生に多大な好影響を与えてくれた絶賛の一冊をご紹介したい。
せんちえ風に、本書を一言でいうと
人間の可能性を信じて、どう生きるべきか学べる本。できるやんか!
社会人にも学生にもお薦め
第一章 一人を大切にするリーダーは必ず成功を勝ち取る
第二章 勝負の世界は勝ったものが強いのだ
第三章 従業員の潜在能力をどう引き出すか
第四章 いつも仕事のことを考えてきた
第五章 相手の心にひびく「口コミ」術
第六章 修学旅行生にトイレ掃除をさせる理由
第七章 「非行少年」引き受けます
第八章 人づきあいの秘訣は「誠意」につきる
第九章 「人材」のネットワークはこうして築く
第十章 一言の「励まし」が勇気と活力を与えてくれる
第十一章 最大の励ましとは「相手を思う心」
第十二章 道頓堀の活性化に秘策あり
第十三章 「人の心」をつかみ「人の輪」を広げる法
第十四章 大阪の努力は「人情」にあり!
第十五章 子育てに「方程式」はない
第十六章 妻がいなければ今日の私はない
終 章 両親の深い愛情が私の原点である
「リーダーの心得」「口コミ」「子育て」など内容は多岐にわたっているが、根底には共通して、誠意・人情がある。全277ページに、著者の経験が詰まっている良書であり、商売をやっている方や、リーダーの方以外にも、幅広い方に読んで頂きたい内容となっている。
せんちえピックアップ
気に入ったフレーズを少しだけ挙げると、
(P20) 一人の人に対してしていることは、じつは大勢の人に対してしていることと同じなのである。
(P43) 人間、逃げれば逃げるほどさらに立場が弱くなる。
(P54) ただ盲目的に信用するだけでは、たんなる「お人好し」ということになる。
(P100) 「キミ、世の中なめてるのとちゃうか。学校やからこそ、親が心配して『学校へ行きなさい』とか、先生が『出てきなさい』とかいうてくれるけども、社会はそんなんちゃうで。会社は『休ませてください』いうたら、『どうぞどうぞ。ほんなら、ずっと休んどいてください。もう出てきてもらんでよろしい』っていわれるんやで」
(P167) 人は、人の言葉に惑わされるもの
他にも、たくさんの金言が詰まっており、非常に濃い内容だ。著者の中井 政嗣氏は、以前カンブリア宮殿に出演されていたが、関西の方以外は、ご存じない方もいるかもしれない。講演依頼.comの【創業ものがたり―中井政嗣氏インタビュー】を読むと人となりが伝わってくるので、一読をお勧めしたい
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